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結婚式のスピーチを依頼されたら(準備編)

仲の良い友人や会社の後輩が結婚することになり、スピーチをお願いされた!そんな時は・・・

結婚式・披露宴でのスピーチの心得

スピーチや人前ではなすことが苦手だという人は少なくないでしょう。
披露宴で大勢の人の視線を浴びると何を話して良いのかわからなくなります。その恐怖感を克服するにはしっかりとした準備がいります。
なぜ準備が必要かというと、スピーチが日常会話と異なる性格をもっているからです。
公の席で話すわけなので、華やかな披露宴や結婚式にふさわしい内容や、言葉を選ぶことが要求されます。しかも多くの初対面の方の前で、たくさんの視線を浴びながら話さなくてはいけません。きちんと準備した原稿に沿って話せば、まとまりのあるスピーチをすることができます。

結婚式のスピーチ

新郎新婦との関係からスピーチで何を期待されているか?

まず前提に、自分がどういう立場でどういうスピーチを期待されているかを認識して、大枠の構成を立てましょう。
職場の仲間なら、新郎新婦の仕事ぶりや人柄、学生時代の友人ならその頃の思い出や楽しかったエピソードを紹介すればいいでしょう。そのうえで、新郎新婦へのお祝いの言葉と応援する気持ちを添えれば良いスピーチとなります。あなたの新郎新婦に対する心からのメッセージが一番重要です。

最近のスピーチの傾向

最近の結婚式や披露宴のスタイルは多様化していて、自由な形で行うケースも増えています。
スピーチも決まり文句を使った形式ばったもので良かったのですが、最近はその人のオリジナルなものが要求されたりします。

上手なスピーチと下手なスピーチ

上手なスピーチ 下手なスピーチ
  • 言葉がはっきりしている
  • 話すスピードが適当で、聞きやすい
  • 適度の間がある
  • 姿勢が良く、話しぶりが落ち着いている
  • 借りものの言葉ではなく、自分の言葉で話している
  • 自分の立場をわきまえた内容
  • 話すべき内容が明確
  • 印象に残るエピソードを紹介している
  • その人らしい人柄が出ている
  • 声が小さく、言葉がはっきりしない
  • 早口で内容聞き取りにくい
  • 原稿を棒読み
  • スピーチの時間が長い
  • 姿勢が悪く落ち着きがない
  • タブーの話など礼儀に反している
  • テーマがはっきりしない
  • 大げさな表現ばかりが目立つ
  • 美辞麗句をならべた決まり文句ばかり

スピーチの原稿の作り方

上手なスピーチの裏にはしっかり練られた原稿があるものです。事前にしっかり原稿を準備しましょう。

スピーチの構成

スピーチをおおまかに分けると、「出だし」「主題」「結び」と続きます。この中に自分の自己紹介や、お祝いの言葉、新郎新婦のエピソードなどの具体的な内容を組み込み枠組みをつくります。

「出だし」の構成

スピーチの導入部分なので、祝辞と自己紹介は必須です。冒頭から意気込む必要もなく、スタンダードな決まり文句でよいでしょう。

「主題」の構成

スピーチの中心ですので、言いたいこと、紹介したいことを絞り込んで流れをつくります。
エピソードは借りものではなく、実際に体験した事実を語ることで、聞く相手に興味を持たせることができ、他の方のスピーチと重なる心配もありません。普段あまり使わないような難しい言葉を使う必要はないので、自分らしい言葉でストレートに話しましょう。
また、結婚式のスピーチは、新郎新婦にお祝いと応援のメッセージを贈るのが目的ですので、その趣旨に合った内容を考えましょう。

「結び」の構成

最後はやはり新郎新婦へのメッセージやお祝いの言葉です。スピーチが終わったことがはっきりわかるよう決まり文句や「おめでとう」「お幸せに」などの言葉使って締めくくりましょう。

スピーチの原稿を見直そう

スピーチの原稿ができたら、一通り目を通しておかしな表現や、流れがスムーズかどうかなどをチェックし手直しをします。
次は実際に声に出して読み、スピーチの時間を計ったり、言いにくいところがないかどうかをチェックします。
できれば、友人や家族に聞いてもらって意見をもらった方が良いでしょう。自分では良いと思っていたエピソードがNGだったりする場合もあるので客観的な意見はとても大事です。

結婚式のスピーチの秘訣は準備です。スピーチをお願いされることは光栄なことですので、しっかり準備して当日の結婚式・披露宴に備えましょう。
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